命があればまた弾けます
新型肺炎コロナウィルス、書くことすら悲しくなってきますが世界が大変な状況に陥っています。最前線で働かれている医療従事者の皆様、勤務しなくてはならない皆様、私達音楽家には状況が良くなることを祈り家にいることしかできません。
が、家にいる子供達がなるべく明るく元気に過ごせるようにレッスンを通じて励まし朗らかに音楽のお稽古ができるようにしたいと心から思います。
音楽の力は何もコンサート会場で聴くだけではありません。
楽器を手に取ることの幸せ、平和であるからこそ弾ける幸せ、又は大変な状況であるからこそ心から弾きたいと思う気持ち、それを助けるのも音楽の力、です。
コンサートは真っ先にキャンセル、延期が発表されました。今、まずは生きていることが大事。
命があればまたヴァイオリンを弾けるじゃない、と笑いかけてくれるような気がする若林暢先生。
先生とは高校生の時のサマーコースでたまたま知り合いその魅力に取り憑かれ京都から東京まで隔週で通い、大学に入っても、日本に帰ってきても、亡くなる直前まで連絡を取りレッスンに通っていました。
亡くなられて数年が経ってしまいましたが、追悼コンサートで飾られていた写真を今日はアップしようと思います。
暢先生の魂は滅んでいない、とするとそれは教え子達への愛がそのまま又教え子に引き継がれることだと思う....
緊張するけど大好きだったレッスン室。時間を忘れて先生のレッスンを受けました。
厳しく、優しく、語りかけてくる音色でした
みんなが暢先生のことが大好きでした
もし先生に恩返しができるとしたら?
教えてもらったように愛を持って教えることだと思います。
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